□子供の頃からの夢 ファッションデザイナー
私がこのお教室を始めたきっかけは、自分の幼少期からこれまでの原体験です。
小学生の女の子に聞くなりたい職業ランキング調査で、ファッションデザイナーは毎年上位にランクインする人気職業です。 私も7歳の時、ファッションデザイナーになりたい!と学校の作文に書いた記憶があります。 そして「ファッションデザインを教えてくれる学校があったら絶対に行きたいのに」と考えていました。
そしてご縁があり、イタリアと日本のデザイン業界で経験を積ませていただく中で 「子供」と「デザイン」という分野で新しい学び場を創りたいという気持ちがふつふつと湧き上がってきました。
では、なぜ幼少期からのアートエデュケーションに拘るのかという所なんですが... 幼少期にどんなインプットをして過ごしたかで、 将来大人になってからのアウトプットが変わっていきます。
そして「創造力」は日頃の習慣によって築かれるものなので 幼少期からのクリエイティブレッスンは、長い視野で人生を見た時に非常に有効だと考えられています。
特にテクノロジー技術が発展した情報社会において、 情報をそのまま受け取るのではなく、 自分で一旦咀嚼して、表現する事がどんな分野においても必要だと考えるからです。
デザインもテクノロジーも、専門分野というものは全て手段であり目的ではありません。 自分の得たスキル(手段)を、どのような場面で活かしていけるかが 生きていく力となり“価値”を生みます。
私達のスクールでは、ファッションデザインを扱っておりますが、ファッションデザイナーになるための養成所ではありませんと、よくお伝えしています。
デザイン・アート以外にも、信頼出来る人間関係を築く、自己実現をする、事業を構築する等...あらゆる事に「クリエイトする力」が必要です。
20代前半で、様々な国籍の方々に囲まれて暮らす経験をした際、肌で感じた「幸せに生きる」感覚がありました。 国籍や職業は関係なく世界中の幸せそうな方々は、デザインするように人生を楽しんでいる事に気が付きました。
見えない不安を追求するのではなく、見えているものや歴史から現状を把握していく整理分析的思考、 そして既に在るものからどんな解決策や創造の可能性があるかを追求していく想像力と創造力。 クリエイトする力は、美を創る以外にもまさに「生きるための力」だという事を教えてもらいました。
子供たちがファッションデザインを学べるスクールは、欧米にはいくつか存在します。 特にアメリカでは、ファッションキャンプというサマーバケーションを使って集中的にファッションデザインを学ぶ学校が人気となっています。 わからなくても、間違っても、どんどんチャレンジをさせてあげるというスタイルなので、 自分の好きな分野において「もっと知りたい」という学びたい欲が深まります。 10歳くらいでファッションデザイナーとしてメディアでインタビューに答えている姿も見かけます。
著者ダニエル・H・ピンク(Daniel H Pink)『ハイコンセプト』によると、最近のアメリカの医学部では授業カリキュラムで物語医学を学んだり、 精神性の講義として「一泊入院プログラム」が行われているそうです。 AI技術が発展している現代において、鋭い分析的思考にプラスした“より高い創造性”や“芸術性”はどんな分野でも必要だと見直されているとのことです。
私にとって「デザイン」と「子供」に関わる仕事を出来る事は 幼少期から願っていた事です。
幼少期に願った「ファッションデザイナーになりたい!」の気持ち。
そして更に「デザインを通して子供の笑顔が見れる仕事」がしたいと感じる幼少期の強烈な自己体験があったのです。
自分の感じた事は、様々なご縁や経験を通して未来を形創ってくれます。
こちらのお話については、また次回のブログで綴らせて頂きます。
【ラジオ出演情報】
世界100ヶ国以上を旅してきた国際文化アナリスト、 目﨑雅昭さんと一緒に、幸せになるヒントを探していくFMヨコハマ「Baile Yokohama」にゲスト出演させて頂きました。
【2018年 2月 18日 日曜日 21:30~22:00 OA】
【2018年 2月25 日 日曜日 21:30~22:00 OA】
「幸せに過ごす」ために役立つ“幼少期からのクリエイティブエデュケーション”について、お話をしています。