子供のためのデザイン教室をスタートしてから、多種多様な素晴らしい感覚を持つ子供たちに出逢わせてもらっています。
そして子供たちの素晴らしさに出逢うと同時に、人間の力の素晴らしさを教えてもらう日々です。
『創造力』と言うと、
なんだか抽象的な言葉すぎて分からないと感じてしまう方や、
自分には無関係な事なのではないかと思ってしまう方も多いようです。
一部の天性の力を持つ人だけのものなのではないかとか、
自分はセンスはないから無理です。
という言葉を聞く事もあります。
しかし、創造力やセンスとは
受動的に受け取るものではなく
自分自身の行動によって磨いていけるものです。
創造性を持って築き上げた企画は、
人の心を動かします。
それでは、良い企画をするとはどういう事でしょうか。
まず、最初に出来る一歩。
それは、とてもシンプルな事です。
目の前の人が喜んでくれる事に努めることです。
企画とは、誰かにとって意味をもたらすものです。
まず、企画力を上げるためには創造力の前に想像力を発揮する事です。
想像力を持って、
目の前にいる人の状況や心情を理解すること。
自分の行おうとしている事を、
俯瞰的に見つめる心の余裕を持つこと。
そして、これは誰にとって笑顔になれる企画なのかを落ち着いて考えることです。
”この人が笑顔になるための方法を考えよう”
そう考えて過ごす時間に、
人はとてもクリエイティブになれます。
”大好きな人が笑顔になれたら嬉しい”
そう感じられる心を持つ人は、
必ずクリエイティブになれます。
例えば大事な人のお誕生日やお祝いの日。
ギフトの選び方は、
創造性を発揮する最高のチャンスです。
大切な人に送るギフト。
”どんなものを贈ったら、
大切な人の最高の笑顔を引き出せるか”
そんな風に思える心が、
日頃から自分の企画力をぐっと引き上げてくれます。
まずは身近なところから、
一つ一つを大切に過ごしていきましょう。
身近な日々を大切に磨けるからこそ、
お仕事やここぞという大事な場面でも、
洗練された創造性を発揮できます。
週末のお出かけプランや、家族との過ごし方。お友達にあげるプレゼント。
どんなことでも良いので、
『目の前の人が喜んでくれる方法(企画)」を考えてみましょう。
その積み重ねが自分のセンスの軸を磨き、
周りの人々の心までもをクリエイティブにさせていきます。
アイディアが浮かばないのは、
自分の能力のせいではありません。
心が動く体験を積み重ねていけば、
必ず自分も良質なアイディアを生み出せるようになります。
子供たちと触れ合う中で、
「自分の感じたものを創れない子供」は
誰一人としておりません。
人間は、生まれた時からみんなクリエイティブな原石を持っています。
どう活かし、どんな場面で発揮出来る自分になるかも自分で決めていって良いのです。
”人間に生まれたことを楽しめる”
そんな素晴らしい時間と、
自分らしさの軸を、
創造力がそっとサポートしてくれます。
誰でも使ってよい素敵な自由な力。
“創造力”を武器に、
明日も素敵な一日を過ごしたいですね。